【5月20日 AFP】韓国では新型コロナウイルスの影響により学校での授業再開が2か月以上延期されていたが、20日にようやく再開となり、高校3年生約44万人が登校した。

 生徒たちは校内に入る際、体温チェックを受けて手指の消毒液を渡された。教員は生徒とあいさつや肘タッチを交わしていた。

 首都ソウルの高校では、友人や教員に会えてうれしいという声が生徒から聞かれた。

 韓国では流行の初期段階で多数の感染者が確認され、一時は中国に次いで深刻な打撃を受けた。こうした中で3月初めの登校再開は延期されていた。

 しかし、広範囲に及ぶ「追跡・検査・治療」プログラムの結果、流行は抑えられたとみられる。

 教育熱心な韓国で重要視されている大学入学試験を12月に受ける高校3年生が今回登校したが、今後数週間で残りの学年の生徒たちも順次登校する。(c)AFP