【5月12日 AFP】2度のW杯(Rugby World Cup)優勝経験を誇るラグビー元ニュージーランド代表のFLジェローム・カイノ(Jerome Kaino)が11日、来シーズン限りで現役を引退する意向を明かした。

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 2011年と2015年のW杯で連覇を果たし、2018年からはフランスリーグ・トップ14のスタッド・トゥールーザン(Stade Toulousain)でプレーしている37歳のカイノは、仏ラグビー専門紙ミディオリンピック(Midi Olympique)で「間違いなく最後のシーズンになる。年を取りすぎてしまう。クラブの意見を聞くが、良い若手が頭角を現してきている。彼らが未来だ」と語った。

 スタッド・トゥールーザンとの契約は2021年まで残っており、最多20度の国内リーグ制覇の実績を誇るチームでコーチ職に就くのではないかとうわさされている。

 カイノは昨年、キャプテンとしてチームをリーグ優勝に導いたが、今シーズンは新型コロナウイルスの影響で打ち切りが決定。チームは今季のヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ(European Rugby Champions Cup)でも8強に勝ち残っているが、大会は中断している。(c)AFP