【4月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、ロンドンの公園でMFタンギ・エンドンベレ(Tanguy Ndombele)とマンツーマン形式のトレーニングを行ったのは誤りだったと認めた。

 モウリーニョ監督は7日、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)のガイドラインこそ守っていたものの、政府の規制を無視してエンドンベレと一緒にいる写真がソーシャルメディア上に出回った。

 また、トッテナムではダビンソン・サンチェス(Davinson Sanchez)とライアン・セセニョン(Ryan Sessegnon)も並んで走っている様子が目撃されているほか、セルジュ・オリエ(Serge Aurier)は友人と一緒にジョギングしている映像をインスタグラム(Instagram)に投稿していた。

 モウリーニョ監督は「自分の行動が政府の命令に反していたことを認める。われわれが接触していいのは一緒に住んでいる人だけだ」とコメントした。

「国民保健サービス(NHS)で働く英雄をサポートし、命を救うため、全員が自分たちの役割を果たして政府の指示に従うことが非常に重要」

 ロンドンのサディク・カーン(Sadiq Khan)市長は英BBCに対し、選手やモウリーニョ監督が手本を示していくべきだと語っている。

「私が懸念しているのは、スパーズ(トッテナムの愛称)サポーターやサッカーファン、中でも子どもたちがこうした写真を見たり、新聞を手にしたり、インターネットを見たりすることで、サッカー選手はいいのになぜ自分たちはだめなのかと考えるかもしれないこと」

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行により、プレミアリーグは3月中旬から中断している。感染拡大を受け、英国ではさまざまな厳格な措置が取られており、トッテナムはロックダウン(都市封鎖)期間中に責任ある行動を取るよう選手に注意している。(c)AFP