【4月5日 AFP】南米コロンビアの首都ボゴタに近いククヌバ(Cucunuba)の炭鉱で4日、爆発が起き、11人が死亡、4人が負傷した。地元の消防当局が明らかにした。

 同国では、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて公衆衛生上の緊急事態宣言が発令され、多くの国民が政府命令により外出を禁止されている。しかし、鉱業は活動停止を免除されており、今回犠牲になったのはいずれも作業員だった。

 ククヌバが位置するクンディナマルカ(Cundinamarca)消防署のアルバロ・ファルファン(Alvaro Farfan)署長は地元メディアに対し、事故が起きたのは合法の炭鉱だったと説明。だが、爆発の詳細については明らかにしなかった。

 3日にも北部サンカジェタノ(San Cayetano)の炭鉱で同様の事故が発生し、作業員6人が死亡した。

 国家鉱業庁(ANM)は、4日の事故で11人が死亡、4人が負傷したことを認め、ククヌバでの「地下の採炭作業」を一時停止すると発表した。(c)AFP