【4月4日 AFP】(更新)「消えゆく太陽(Ain't No Sunshine)」や「リーン・オン・ミー(Lean on Me)」などの時代を超える名曲で1970年代のソウル界を代表する歌手となったビル・ウィザース(Bill Withers)さんが、心臓疾患の合併症により死去した。81歳。家族が発表した。

 家族は発表で「苦難の時にある今、ファンたちが自分の愛する人々をしっかりと抱き寄せる中で、彼の音楽が慰めと娯楽を与えてくれるよう祈っています」と表明した。

 ウィザースさんの歌手としてのキャリアはわずか14年で、1985年に自身最後のアルバムを発表したが、「ラヴリー・デイ(Lovely Day)」や「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス(Just the Two of Us)」などの楽曲は世界中で数十年にわたり親しまれた。

 1999年にはグラミー殿堂賞(Grammy Hall of Fame)入りを果たしたほか、2015年にはロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たし、その際には同じくソウル界を代表する歌手のスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)さんがプレゼンターを務めた。(c)AFP