【4月3日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、韓国ではソーシャル・ディスタンシング(対人距離)確保の指針により外出自粛が呼び掛けられており、観光客も姿を消したことから、経済活動に深刻な影響が出ている。

 しかし、動物の世話をするスタッフが必要な動物カフェは、ほかの企業のように従業員を解雇することができない。

 多くの動物カフェではワラビーやカメ、トカゲといった珍しい動物と出会える。ミーアキャットやアライグマは特に人気が高いが、このような動物たちの取引に対しては動物愛護団体から激しい抗議の声も上がっている。

 ソウル市内の動物カフェのスタッフによると、普段の客の9割は中国人を中心とする外国人。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が問題になって以降は客足が途絶え、韓国人の客もほとんど来なくなったという。

 また別の動物カフェのスタッフは、野生動物が感染の発端だと聞いて来店を避ける人もいると語っている。(c)AFP