【4月3日 Xinhua News】中国の月面探査車「玉兎2号(Yutu-2)」は、月の裏側で424・455メートル走行し、人跡未踏の地で科学調査を行った。

 中国国家航天局の月探査・宇宙計画センターによると、探査機「嫦娥4号(Chang'e-4)」の着陸機と探査車は、16回目の「月の昼」における作業を終え、「月の夜」の間には太陽光エネルギーが利用できないため休眠モードに入った。

 2018年12月8日に打ち上げられた嫦娥4号は、2019年1月3日に月の裏側の南極エイトケン盆地にあるフォン・カルマン・クレーターに人類初となる軟着陸を果たした。

 玉兎2号は3カ月の設計寿命よりもはるかに長く稼働しており、月面で最も長い期間稼働している探査車となった。(c)Xinhua News/AFPBB News