【4月2日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1日、新型コロナウイルス対策で課せられている厳しい行動制限を破り、クラブの許可なく外出したとして、DFジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)に罰金を科したと発表した。

 地元テレビ局TVOによると、31歳のボアテングは病気になった息子に会うためにミュンヘンを離れた。また、その帰りに交通事故を起こしたという。

 クラブは「バイエルンのDFジェローム・ボアテングは昨日、クラブの許可なくミュンヘンから出た」と発表している。

「ボアテングは自宅から遠く離れ、クラブのガイドラインに反した」「このガイドラインはバイエルンの選手の行動を抑制するもので、政府の行動制限に関する指示と保健当局の勧告に沿った内容となっている」

 バイエルンは金額を公表していないが、徴収した罰金は地元の病院に寄付されるという。

 ボアテングは独紙ビルト(Bild)に対し、「移動をクラブに通知しなかったのは明らかに自分のミスだが、その時は息子のことしか考えていなかった」と話している。「彼の健康状態は良くなかった。息子が父親を呼んだなら、いつ何時でも自分は行く」 (c)AFP