【3月26日 AFP】サウジアラビアは25日、首都リヤドとイスラム教の聖地メッカ(Mecca)とメディナ(Medina)の3都市を封鎖し、夜間外出禁止令の時間帯を拡大した。国内では新型コロナウイルス感染による2人目の死者が報告され、保健省によると、感染者数は計900人に上っている。

 国営サウジ通信(SPA)は、3都市での出入りと、全ての州間での移動が禁止されたと報じた。

 サウジアラビアは23日、午後7時から11時間の夜間外出禁止令を全国に発令。SPAによると、封鎖した3都市での外出禁止令は、前倒しで午後3時から開始されることになった。サルマン国王(King Salman)の承認を得たこの措置は、26日から実施されるという。

 外出禁止令は21日間継続される予定。違反者には1万リアル(約30万円)の罰金が科され、繰り返し違反した場合は禁錮刑に処される可能性もある。

 保健省は25日、2人目の死者はメッカの住民だったと明らかにした。(c)AFP