【3月19日 AFP】(更新)米IT大手フェイスブック(Facebook)は18日、全ユーザーのニュースフィード最上部に新型コロナウイルスに関する「信頼できる」情報を掲載する新機能を、同日中にリリースすると発表した。

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 フェイスブックによると、新型ウイルス危機において同社サービスが信頼に足る情報源となるため、保健当局の協力を得て「情報センター」を開設し、ニュースフィードの最上部に配置する。この新機能は18日から欧米で順次リリースされ、続いて世界各地にも展開される計画だという。

 同社傘下のメッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」では、隔離状態にあるユーザーによるコメントや動画の投稿が増える中、偽情報の拡散の阻止が急務となっている。

 フェイスブックは、サーバー容量をおよそ2倍に増強して利用増加に対応していると発表。さらに、同社ヘルス部門の責任者は、地域レベルのファクトチェック機能の強化とワッツアップ上の偽情報の排除のため、国際ファクトチェックネットワーク(International Fact-Checking Network)に100万ドル(約1億900万円)を寄付したと述べた。

 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は「信頼できる情報を、わが社のサービスを利用する全ての人の目の前に示すのが目標だ」と説明。情報センターには、自主隔離を真剣に考えるなど感染リスクを減らす方法を公衆衛生の専門家、著名人、学術研究者らに発信してもらい掲載するとしている。(c)AFP/Glenn CHAPMAN