【3月17日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)対策に取り組む米疾病対策センター(CDC)の新たな勧告に従い、シーズン開幕を少なくとも8週間延期すると明かした。

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 これに先立ちCDCは15日、スポーツの試合や50人以上が集まる大規模な集会について、今後8週間は中止または延期にすることを勧告した。このガイドラインによって米国の主要スポーツは、実質2か月間の休止に直面することになった。

 MLBはコメント文を発表し、16日に行われたロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーと全球団による電話会議の結果、CDCの勧告を受け入れて26日に予定されていたシーズン開幕を遅らせる決断が下されたと明かした。

 これで開幕は少なくとも5月半ばまでずれ込み、MLBは予定されているレギュラーシーズンの162試合を短縮するなどの日程調整に追われることになる。

 新型コロナウイルスの深刻な影響を受け、MLBはすでにシーズン開幕を少なくとも2週間は延期することに加え、オープン戦の打ち切りも発表していた。13日には40人のロスター枠に入っている選手に対して、そのままキャンプ地の練習施設にとどまるか、チームの本拠地あるいは自宅に戻るかの選択肢が与えられていた。(c)AFP