【3月17日 AFP】フランスで、カトリック教会の元司祭が1971~91年にボーイスカウトの少年らに性的虐待を繰り返した事件で、被告は16日、禁錮5年の判決を受けた。

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 事件をめぐっては、ベルナール・プレナ(Bernard Preynat)被告(75)が、自身よりも高位の聖職者らによって訴追から守られていたと主張し、フランスのカトリック教会を混乱に陥れていた。

 犯行当時、プレナ被告は南東部リヨン(Lyon)でボーイスカウトのリーダーをしており、被害者らは7~14歳だった。

 プレナ被告は今年1月に行われた公判で、被害者らによる虐待被害の証言に続いて自ら証言台に立ち、禁じられていると分かっていた「愛撫(あいぶ)」を行ったと告白。

 検察側は、被害者らの人生を「台無し」にし、保護者と教会上層部の沈黙に付け入ったとして、禁錮8年を求刑していた。(c)AFP