【3月14日 AFP】ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は13日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、ブンデスリーガ1部を即時延期した。同国内でこういった措置が取られたのは、第2次世界大戦(World War II)以来。

 DFLは「本日、新たに新型コロナウイルス感染や、ブンデスリーガ1部および2部に直接関連する症例が広がったことを考慮し、DFLはきょうの試合を延期することを即時決定した」とのコメント文を発表。

 今月末の国際試合週間に各クラブとの会合を開き、状況を評価した上で、必要であればさらなる決定を下すとしている。

「目標は、スポーツ上の理由として夏までにシーズンを終わらせることだが、シーズンが永続的に停止することで特定のクラブの存続が危ぶまれる可能性もある」と、DFLは付け加えている。

 シーズンを6月まで延長するには、同月12日に開幕が予定されている欧州選手権(UEFA Euro 2020)の延期が必要となってくる。欧州サッカー連盟(UEFA)は同大会の今後について決定を下すべく、17日に緊急会合を予定している。

 同日にはフランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)が、新型コロナウイルスの影響により、同国リーグ1とリーグ2を「追って通知があるまで」延期すると発表。さらにイングランド・プレミアリーグも同様にリーグ戦の延期を発表しており、これで欧州五大リーグすべてが延期となっている。(c)AFP