【3月14日 AFP】KLMオランダ航空(KLM Royal Dutch Airlines)は13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行の影響で、従業員最大2000人を削減することをはじめ、さまざまなコスト削減策を発表した。

 従業員数約3万3000人のKLMの最高経営責任者(CEO)であるピーター・エルバース(Pieter Elbers)氏は、KLMのウェブサイトに投稿されたビデオメッセージで、「今後数か月で1500~2000人の雇用を削減する。今後数週間だけでなく数か月間にわたって従業員が減ることになる」と述べた。人員削減は、主に非正規雇用の従業員を対象とし、この他、退職予定者などの自然減を通して実施するという。同氏はまた、従業員に勤務時間の短縮を要請し、4月1日からボーイング747型機6機を運航停止にすることも明らかにした。 

 2004年に仏航空大手エールフランス(Air France)と合併したKLMは、新型ウイルスの感染拡大を受けて中国とイタリアの発着便を運休しており、運航便数は3月に20%、4月に30%減少すると予測している。(c)AFP