【3月9日 CNS】中国・北京市警察は、イタリアから飛行機で北京に到着した4人を、入国健康申告カードに事実通りに申告せず、伝染病予防・治療妨害をしたとして逮捕した。微博(ウェイボー、Weibo)公式アカウントで7日、明らかにした。

 この便ではイタリアから8人が入国し、この4人は新型コロナウイルス感染による肺炎と診断された。

 7日午前0時の時点で、北京市に国外から流入した感染者は11人で、イタリアからの帰国者が8人、イランからの帰国者が3人となっている

 また、上海では、国外から流入した多くの感染者が報告されている。疑い症例の中の20人が国外からの流入とされる。

 上海税関は7日、複数の部門と共同で、出入国管理における感染症の予防抑制メカニズムを着実に実行し、多重化した全部門にまたがる立体的な予防抑制システムを作り上げることを発表した。

 6日の全国の新たに増えた確認感染者と疑い感染者はいずれも99人と、この間の統計で初めて2桁まで減った。湖北省(Hubei)を除いた他の省の確認感染者は25人で、そのうち国外からの流入者が24人(甘粛<Gansu>17人、北京3人、上海3人、広東<Guangdong>1人)となった。7日午前0時の時点で、全国の国外から流入した感染者数は累計で60人に上る。