【3月4日 AFP】アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は3日、同国内にある政府軍の複数の基地に対し、10回超の攻撃を実施した。

 米国とタリバンが先月29日にカタールの首都ドーハで締結した和平合意によると、アフガン国内の内部者間の交渉は今月10日に始まる予定だが、捕虜交換をめぐる対立により、この交渉が進展するかどうか疑問視する声も出ている。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた国防省関係者によると、政府軍部隊に対する夜間の攻撃が、全国34州のうち13州で発生。

 政府の発表では、同国南部のカンダハル(Kandahar)州で発生した攻撃の一つで、兵士2人が死亡したという。

 また首都カブールに近いロガール(Logar)州の州知事室の発表によると、同州で発生した攻撃では治安部隊に所属する5人が死亡。これは国防省が公式発表した死者数には含まれていない。(c)AFP/Emal HAIDARY