【2月28日 AFP】フランスでも新型コロナウイルスの感染者数が増える中、同国で新たに発表された世論調査結果で、一部のフランス人は日常の衛生管理について態度を改める必要があることが示唆された。

【図解】新型コロナウイルス予防の正しい手の洗い方(出典:WHO)

 アンケートは先月31日から今月3日にかけて、住宅清掃企業「ディオジェヌ・フランス(Diogene France)」の依頼に基づき、調査会社Ifopが2005人を対象に実施した。

 これによると、毎日「体の隅々まで洗う」と答えた人は76%だった。男女別に見ると、この割合は女性が81%、男性が71%となった。さらに男性の中で毎日体を洗う人は、失業中だと60%、65歳以上だと57%という結果も出た。

 新型コロナウイルス感染の基本的な予防法として保健当局が有効としている手洗いに関する質問では、全体の29%が、トイレの後に毎回手を洗うわけではないと答えた。また鼻をかんだ後に手を洗うと答えた人は25%、公共交通機関を利用した後に必ず手洗いする人は37%にとどまった。

 下着の交換に関しては、毎日交換すると答えた人は女性が94%だったのに対し、男性では73%だった。男性では、下着の交換は週2回と答えた人が21%おり、さらに1%は下着を全くはかないことも判明した。

 洗髪の頻度では、週1回以上と答えた人は男性では97%で、女性の96%よりもわずかに高い割合となった。(c)AFP