【2月27日 CNS】中国・文化観光部の市場管理司の劉克智(Liu Kezhi)司長は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、1月24日に旅行会社による海外への団体旅行業務を暫時中止とした際に、すでに海外にいた団体旅行客は25万人だったが、26日時点で90人以下まで減少したことを明らかにした。

 劉司長は「感染の発生以来、観光産業は深刻な影響を受け、関連企業は経営困難に直面している。文化・旅游部は5日に行った通達で、旅行会社が納付した旅行サービス品質保証金を暫時払い戻しすることを決めた。返金対象は全国のすでに保証金を納付済みで、経営許可証を取得済みの会社とし、払戻金額は納付済み金額の80%とした」と述べた。

 25日時点で、保証金の暫時払い戻し申請をしたのは全国の旅行会社の90%にあたる3万5200社で、総額は約80億元(約1254億円)、このうち34億6200万元(約542億円)がすでに払い戻された。

 現場からの報告によると、関連企業のお金の流れが緩和されているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News