【2月24日 AFP】スペイン領のカナリア諸島(Canary Islands)は、22日と23日に砂嵐に襲われ、この影響で同諸島にある複数の空港が閉鎖された。

 カナリア諸島は22日、アフリカのサハラ(Sahara)砂漠から強風で運ばれてきた赤い砂に覆われ、グランカナリア(Gran Canaria)島とテネリフェ(Tenerife)島発着の航空便は欠航や迂回(うかい)を余儀なくされた。

 自治政府は22日、警戒態勢を宣言。扉と窓を閉め、必要のない車での移動を避け、沿岸部から離れるよう人々に勧告した。

 スペイン気象庁(AEMET)は、同諸島で24日まで最大風速約33メートルの風が吹くと予想されると警告した。

 モロッコ沖に位置するカナリア諸島は、欧州北部に住む人々が冬季に日光を求めて訪れる人気観光地となっている。(c)AFP