【2月17日 AFP】今月21日に総選挙を控えているイランで、同国のハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領(71)は16日、記者会見を開き、辞任する可能性を否定した。大統領選出以降、2度にわたり辞任を申し出たことも認めながらも任期を全うすると言明した。

 ロウハニ師はまた有権者に対し、総選挙で多くの穏健派や改革派の候補者が不適格とされているにもかかわらず、投票に行くよう呼び掛けた。

 同国ではこのところ、最終任期となる2期目の終わりを来年に控えている同師が辞任を計画しているのではないかとの臆測が飛び交っている。

 ロウハニ師は会見で、経済情勢と「敵」からの圧力があると米国を引き合いに出しつつ、「私の辞任はあまり意味がない…われわれは国民に公約しており、これらの公約を果たし続ける」と言明。「(これらの最近の問題を理由とする)辞任など考えたこともない」と述べた。

 それでもロウハニ師は過去2度にわたり辞任を申し出たが、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師により拒否されたことを認めた。(c)AFP/Amir Havasi