【2月15日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の現世界王者でメルセデスAMG(Mercedes AMG)に所属するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は14日、自身がこれまで積み上げてきた勝利について、タイトルを争うライバルであるレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が明らかに誤った認識を示しているのは「弱さの表れ」と語った。

 35歳のハミルトンは、圧倒的な強さでここ6シーズンのうち5度の総合優勝を成し遂げており、今シーズンはミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏に並ぶ史上最多記録の通算7度目の年間優勝を目指している。しかしフェルスタッペンは、ハミルトンが記録した勝利のほとんどは、F1史上最高記録となる6季連続でドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を制しているメルセデスの卓越したマシン性能のおかげだと主張した。

 同日に英シルバーストーン(Silverstone Race Circuit)で2020年シーズン最初の「シェイクダウン」に臨んだハミルトンは、13歳年下のフェルスタッペンの発言について聞かれると「笑えるね」と答え、「ご存じの通り自分は常にコース上で物事を語りかけている。だから、あれ(批判)は、弱さの表れだと捉えるようにしている」と続けた。

 年俸4000万ポンド(約57億円)と伝えられているメルセデスとの契約が最後の12か月に突入しているハミルトンだが、イタリアの名門フェラーリ(Ferrari)が同選手との契約の動きから距離を置いているとみられる中で、現所属チームとの契約延長にサインする可能性が浮上している。

「最高のチームに引き留められて、その一員でいられることはとても光栄だ」「最高の気分だよ。これからもチームの勝利に貢献していけることを願っている」「毎年自分は努力して向上し、ステップアップし、競技と精神的アプローチに磨きをかけている。それは本当に大変なことだ」「だけど、自分は最高のチームと一緒に仕事をし、毎年のように互いを高め合っている」 (c)AFP