【2月11日 AFP】スイス・ジュネーブ(Geneva)で11日、世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルスの感染拡大対策に関する会合が始まり、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長が冒頭で、新型ウイルスは世界にとって「非常に重大な脅威 」だと警告した。

 同事務局長は「感染例の99%は中国国内で起きており、同国にとってはいまだ非常事態が続いているが、(この新型ウイルスは)世界の他の国々にとっても非常に重大な脅威であり続けている」と述べた。

 2日間にわたる会合では、約400人の科学者らが新型ウイルスの感染経路や、効果が見込まれるワクチンについて検証する。

 同事務局長は「最も重要なのは流行を食い止め、命を救うことだ。あなた方の力添えがあれば、われわれが一緒になってできることだ」とした。

 参加者らはまた、新型ウイルスの発生源についても意見を交わす。新型ウイルスはコウモリに由来しヘビやセンザンコウなどの動物を介して人間に感染したとみられている。(c)AFP