【2月11日 AFP】バドミントン、中国と香港の男女代表チームとインドの女子代表チームは11日、新型コロナウイルスの流行を理由に、フィリピン・マニラで同日開幕したアジア団体選手権(Badminton Asia Team Championships 2020)の棄権を余儀なくされた。

【関連記事】米女子ゴルフ、アジア開催の2大会を中止 新型ウイルス影響で

 16日まで開催される同大会は、今年5月に行われる男子の国・地域別対抗戦トマス杯(Thomas Cup)と女子の同対抗戦ユーバー杯(Uber Cup)、東京五輪の予選を兼ねている。

 アジアバドミントン連盟(Badminton Asia)はコメント文を発表し、「中国、香港、マカオからの渡航者全員を14日間隔離するというフィリピン政府の決定は、同国国民の健康と安全の観点から尊重されなければならない」と説明し、「この理由により、今大会では中国と香港の選手は出場しない」と述べた。

 一方、インドの女子代表チームは、選手とその家族から不安の声が上がったことで棄権を決断。同国バドミントン協会(BAI)は、「アジアバドミントン連盟から安全が保障された後、男子チームは遠征と大会参加に合意したが、女子チームは辞退した」とコメントしている。(c)AFP