【2月11日 AFP】USAバスケットボール(USA Basketball)は10日、2020年東京五輪に出場する男子の代表候補44人を発表し、レブロン・ジェームズ(LeBron James)を筆頭に、現在負傷中のステフェン・カリー(Stephen Curry)やケビン・デュラント(Kevin Durant)らスーパースターが名を連ねた。メンバーは最終的に12人に絞られる。

 米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)からは、ジェームズに加えてアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が選ばれた。2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪に続いて五輪4連覇を目指す米代表は、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)が指揮を執る。

 USAバスケットボールのジェリー・コランジェロ(Jerry Colangelo)会長はコメント文で、「2020年東京五輪の男子バスケットボールに出場する米代表メンバー12人の選出に向けて、これが最初のステップだ」とすると、「これからNBAの今季残りのシーズンにわたり選手全員を観察していく。ロスターを12人に絞ることは極めて困難なプロセスである中で、われわれは最高のチームを選ぶように努力していく」と述べた。

 現段階の候補者リストにはけがによる長期離脱から復帰を目指している選手が含まれており、この先の選出の扉は大きく開かれている。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)でプレーするカリーは、左手の手術を受けて今季はほとんどプレーしていないが、来月の復帰を目指している。リオ五輪は膝と足首の故障で出場を辞退していることから、東京五輪出場に向けてはかなり前から意欲を示している。

 また、カリーのチームメートで2019年7月に膝の手術に踏み切ったクレイ・トンプソン(Klay Thompson)も今季は全休しているが、今回の44人に名を連ねた。同選手は、4年前のリオ五輪で母国の金メダル獲得に貢献した実績がある。

 一方、現在アキレス腱(けん)の断裂から復帰を目指し、昨年7月に移籍したブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)ではまだ一度もプレーしていないデュラントも候補に選ばれた。五輪では2012年と2016年に米代表として金メダルに輝いている。(c)AFP