【2月7日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)は6日、シカゴで16日に開催されるオールスターゲーム2020(2020 NBA All-Star Game)のメンバー編成を決めるドラフトが行われ、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)はチームメートのアンソニー・デイビス(Anthony Davis)を最初に指名した。

 NBAオールスターゲームにおいて2年連続で主将を務めることになったジェームズとミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)は、ファンとNBAのヘッドコーチ(HC)の投票で選ばれた選手たちの中からそれぞれのチームのロスターをドラフト形式で選出した。

 主将として3回目の勝利を目指すジェームズは、ファン投票で最多得票を記録して得た最初の指名権で迷うことなくデイビスを選ぶと、テレビ中継の中で「みんな驚くと思っていた」と語った。

 ナジェリア系ギリシャ人で昨季のシーズン最優秀選手(MVP)に輝いたアデトクンポは、カメルーン出身のビッグマンで「俺のアフリカのブラザー」と呼んでいるフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のジョエル・エンビード(Joel Embiid)をトップで指名。

 ジェームズは2巡目でロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のカワイ・レナード(Kawhi Leonard)を選出すると、アデトクンポは再びカメルーン国籍の選手でトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)でプレーするパスカル・シアカム(Pascal Siakam)を選んだ。

 続いてジェームズは、右足首を痛めているスロベニア出身のスター選手、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)を指名するギャンブルに出た後、最後の先発メンバーにはリーグの現得点王であるヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームズ・ハーデン(James Harden)を指名した。

 アデトクンポは残りの先発メンバーとして、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)のケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)とアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のトレイ・ヤング(Trae Young)を選んだ。

 リザーブメンバーでは、アデトクンポが最初にバックスのチームメートであるクリス・ミドルトン(Khris Middleton)を指名し、ジェームズがポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のダミアン・リラード(Damian Lillard)を選んだ。

 チーム・アデトクンポのメンバーは他に、マイアミ・ヒート(Miami Heat)のバム・アデバヨ(Bam Adebayo)とジミー・バトラー(Jimmy Butler)、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のルディ・ゴベール(Rudy Gobert)とドノバン・ミッチェル(Donovan Mitchell)、ラプターズのカイル・ローリー(Kyle Lowry)、そしてニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のブランドン・イングラム(Brandon Ingram)が入った。

 一方、チーム・ジェームズには、セブンティシクサーズのベン・シモンズ(Ben Simmons)、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)のニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)、セルティックスのジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のベテラン選手クリス・ポール(Chris Paul)、ロケッツのラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のドマンタス・サボニス(Domantas Sabonis)が加わった。

 ジェームズは「この顔ぶれには何の間違いもない」「彼らは全員がオールスターにふさわしい」と語った。(c)AFP