【2月4日 AFP】(更新)ケニアで1978年から2002年まで大統領を務めたダニエル・アラップ・モイ(Daniel Arap Moi)氏が4日、死去した。95歳。同国のウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)大統領が明らかにした。

 強権的な政治手法で知られ、大統領在職中にはモイ氏率いる党以外の政党が非合法化されるなど、政権批判を抑える一党独裁化が進行。また汚職のまん延のほか、部族間断絶が進んだことによる抗争の激化などが問題となった。

 ケニヤッタ大統領によると、モイ氏はケニア西部の自宅で4日早朝に死去した。

 モイ氏は1978年にジョモ・ケニヤッタ(Jomo Kenyatta)初代大統領が死去した後、激しい後継者争いを経て大統領に就任した。(c)AFP