【1月29日 AFP】ラグビーフランスリーグ・トップ14のクレルモン・オーヴェルニュ(Clermont Auvergne)は28日、昨年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で名を上げた同国代表WTB松島幸太朗(Kotaro Matsushima)と2年契約を結んだと発表した。

【特集】写真で振り返るラグビー選手のビフォーアフター

 松島はロシア戦でのハットトリックを含めW杯で5トライを奪い、母国の初の8強入りに貢献した。南アフリカ生まれの26歳は、今年の夏にクレルモンに加入し、今シーズン限りでチームを退団する元イングランド代表のニック・アベンダノン(Nick Abendanon)と元ニュージーランド代表のイサイア・ トエアバ(Isaia Toeava)の穴を埋めるとみられる。

 クレルモンは「今回の大型補強」を歓迎し、WTBやFBでプレーでき、W杯期間中に鋭い走りや電光石火のスピードでラグビー界を驚かせた松島について、同大会での「真の発見」と称した。

 クレルモンのフランク・アゼマ(Franck Azema)スポーティング・ディレクター(SD)は、この契約は「クラブやわれわれの地域、サポーターにとって素晴らしいニュース」とコメントした。

 一方の松島も、クラブが公開した発表文の中で熱意を示した。

「目標達成のために自分を本当に必要としているクラブやチームに加入したかった」「クレルモンフェラン(Clermont-Ferrand)の人たちは長期間にわたって接触し、獲得に興味を示してくれた」 (c)AFP