【1月28日 Xinhua News】中国の重慶市(Chongqing)文化遺産研究院はこのほど、同市合川区(Hechuan)の東城半島で昨年3カ月余りかけて実施した初めての全面的な考古学調査で、漢から明清時代にかけての遺跡115カ所を新たに発見したと明らかにした。

 東城半島は同区の旧市街地以東の、嘉陵江と涪江の合流点に位置し、重慶市中心部から60キロ、釣魚城古戦場遺跡と隣接している。

 同研究院スタッフの黄偉(Huang Wei)氏によると、今回の調査は昨年8月中旬から11月末まで実施し、総調査面積は16.5平方キロで、新たに発見した遺跡115カ所は、地下遺跡13カ所、古墳墓68カ所、地表文化遺跡34カ所だった。

 黄氏は、今回の調査は同半島と釣魚城古戦場遺跡の周辺を歴史研究する上での実物資料を提供しており、ベールに包まれた半島の歴史が徐々に明らかにされるだろうとの認識を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News