【1月27日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)に出場中のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、5歳になる長男について、テニスが大好きでラケットをすでに握っていることを明かした。しかし、自身の足跡を無理やりたどらせるようなことはしないという。

 妻のエレナ(Jelena)さんとの間に2人の子どもをもうけているジョコビッチは、完勝で全豪オープン8強入りを決めた後、5歳になるステファン(Stefan)ちゃんが「生まれつきのバックハンドがある」と話していることを明かした。

「もちろん、僕と一緒に遠征して、テレビでも見るわけだから、テニスに触れる機会は多い。何が起こっているか分かっているし、ロジャー(・フェデラー<Roger Federer、スイス>)やラファ(ラファエル・ナダル<Rafael Nadal、スペイン>)のことは知っている」

「他にも何選手か知っている。今のところ、一番のお気に入りはフォアハンドのショットで、今はバックハンドを少し打たせようとしている最中。本人いわく、生まれつきのバックハンドがあるらしい」

 四大大会(グランドスラム)優勝16回を誇るジョコビッチ自身は、4歳でテニスを始め、12歳で独ミュンヘン(Munich)のテニスアカデミーに入学した。ステファンちゃん自身が本気でやりたいと言わない限り、テニスを無理やりやらせるつもりはないが、最終的な決定権はエレナさんにあるようだ。

「息子と娘(タラ<Tara>ちゃん)には、ラケットやボールを持ちたい、ただ打ちたいという正直な気持ちを表してほしいと思っている。そうやってコートへ出てもいいし、壁打ちをしてもいい」

「二人のテニスキャリアの道のりをサポートできたらこんなに幸せなことはない。だけどまだその話をするのは早すぎる。妻にはそう言われるよ!」 (c)AFP