【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は26日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-4、6-4で第14シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)を下し、準々決勝進出を決めた。

 レベルの違いを見せつけて大会通算11度目の8強入りを決めたジョコビッチは、通算8回目の全豪制覇に照準を絞っている。

 次戦では第32シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)との対戦が決定。この日行われた4回戦で元世界ランク3位のマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を6-4、6-3、7-5で退けたラオニッチは好調で、まだ今大会でセットを落としていない。

 四大大会(グランドスラム)で46回目の準々決勝進出となったジョコビッチは「ミロスはツアー内でも高身長で力強い選手の一人で、ビッグサーバーだ」「ネットの向こうから飛んでくるミサイルに対して、準備を整えないといけない。うまくリータンすることが肝の一つになるだろう」と語った。

 これまでの直接対決でジョコビッチはラオニッチと9回対戦し、全勝している。

 ここ数年はけがに悩まされて苦しんでいたラオニッチだったが、体調は万全となっており、その力強いサーブは問題を引き起こすかもしれない。今大会では59のサービスゲームのすべてをキープしている。

 ジョコビッチを倒すためにすべきことを問われたラオニッチは、「35本以上のエースを決めなければならないだろう」と、チリッチ戦で決めたエースの数を引き合いに出して答えた。

「僕らは互いに真逆のプレーをしていると思う。過去の彼はうまく僕のサーブを無力化していた」「自分のことにしっかりと集中して、操る側にならなくてはいけない」 (c)AFP/Martin PARRY