【1月25日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は25日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-2、6-4で第27シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta)との同胞対決を制し、通算20回目の四大大会(グランドスラム)優勝に向けて勢いを増した。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)に太陽が照り付ける中、33歳のナダルは相手にわずか7ゲームしか与えないなどまさに名人級のプレーを披露し、メルボルンパーク(Melbourne Park)で自身13回目の16強入りを果たした。

 ナダルは試合後、「今大会ではここまでで最高の試合だったことは間違いない」「毎日調子が上がっているから、とても満足だ」とすると、「サーブも好調だったし、自分にとってカギになるフォアハンドのダウンザラインも良かった」と語った。

 これで前回覇者のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と偉大なライバルのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とともに4回戦進出を果たしたナダルは、次戦で因縁の相手である第23シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と激突する可能性がある。

 2回戦の試合で、ナダルがサーブを打つ前のルーティンをまねしていたキリオスは、3回戦で第16シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)と対戦する。(c)AFP