【1月24日 AFP】23日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)の男子シングルス2回戦で、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は自身の強烈なショットが直撃したボールガールに走り寄り、無事を確かめながら頬にキスをして会場のロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)を和ませた。

 世界ランク1位のナダルは、フェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis、アルゼンチン)に勝利したこの日の一戦で、自身が放ったショットが不運にもボールガールに直撃してしまうというショッキングな場面に遭遇した。同選手が駆け寄って様子を確かめた後、頬に軽くキスをされた少女は顔を赤らめていた。

 さらにおわびとして、少女にヘッドバンドもプレゼントしたナダルは試合後、「彼女にとっては良くない瞬間だった。かなりぞっとしたよ。ボールがあっという間に直撃したからね」とすると、「とても勇敢な少女だ。自分のキャリアの中でも、かなり恐ろしい出来事の一つだった。彼女が無事でとてもうれしい。勇敢な子だ。感心している」と語った。(c)AFP