【1月22日 Xinhua News】中国黄金協会が21日、統計データを発表し、全国の金消費量は2019年、前年比12.91%減の1002.78トンとなったことが分かった。

 内訳では、金製アクセサリーの消費量は前年比8.16%減の676.23トン、コールド・バーと金貨の消費量は26.97%減の225.8トン、工業および他の用途の消費量は4.9%減の100.75トンだった。

 同協会は、19年、中国経済の下振れ圧力が比較的大きく、下半期に金価格が堅調に上昇したことが、金製アクセサリー消費の冷え込みを招いた要因だと分析。また、金価格の騰貴を受け、実物金の投資家は様子見が高まったことで、重点企業と商業銀行のコールド・バーの販売量が大幅減となったとの見方を示した。

 19年、国際金相場は年初の1オンス当たり1282ドル(1ドル=約110円)で始まり、6月から一段高となり、9月4日に1オンス当たり1557ドルを超え、年平均価格は前年比9.84%高の1395.6ドルとなった。(c)Xinhua News/AFPBB News