【1月22日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは21日、第24節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は試合終了間際にエクトル・ベジェリン(Hector Bellerin)が劇的な同点弾を挙げ、退場者を出しながらもチェルシー(Chelsea)と2-2で引き分けた。

 古巣との対戦となったDFダビド・ルイス(David Luiz)がペナルティーエリア内で相手FWタミー・アブラハム(Tammy Abraham)を倒して退場になったアーセナルは、チェルシーに2度リードを奪われた。

 28分、ジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho 'Jorginho’)のPKで先制されたアーセナルは、ガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)の得点で後半に追いつくと、84分にはセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)に勝ち越しゴールを許したが、3分後にベジェリンが同点弾を決めた。

 4位チェルシーはこの結果、この後に試合を控えている5位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差を6にまでしか広げられず、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権獲得へ向けた歩みはスローダウンした。一方のアーセナルは10位で、トップ4争いからは脱落したようにみえる。

 2位マンチェスター・シティ(Manchester City)は、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が決勝点をマークし、シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)を1-0で下した。

 DFアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)がけがから復帰を果たしたシティは、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)による前半のPK失敗を嘆く結果になるかに思われたが、途中出場のエースがチームを救った。

 敵地で白星を挙げたシティだが、首位を独走するリバプール(Liverpool FC)には13ポイント離されている。リバプールは消化試合数が二つ少ないため、シティのリーグ連覇はほぼ絶望的となっている。(c)AFP/John WEAVER