【1月21日 CNS】大学3年の女子学生、呉花燕(Wu Huayan)さん(24)が13日夕方に亡くなっという悲しいニュースは、彼女が在籍していた中国・貴州盛華職業学院(Guizhou Forerunner College)の微信(ウィーチャット、WeChat)公式アカウントで伝えられた。身長135センチ、体重21.5キロ、両親はすでに亡くしており、節約を重ねて病気の弟の治療費を捻出していたが、自らも重病を患ってしまったのだ。

 財務管理を専攻していた呉さんは、貴州医科大学付属病院で治療のかいなく他界した。訃報が伝わると、呉さんの死をめぐり一連の疑問が投げかけられている。

 呉さんの死因は飢餓か? 100万元の愛の募金は彼女を助けられなかったのか? 彼女の死に政府の責任はなかったのか?―などだ。

 2019年10月12日、呉さんは呼吸困難を訴え、貴陽市第二人民医院に入院。診断の結果、肺水腫と心臓弁膜の損傷が見つかり重症だったが、治療費がなかったという。

 呉さんの毎月の収入は、生活保護費の730元(約1万2000円)だった。大学によると、呉さんが入学してから入院するまで、大学が呉さんに与えたお金は3万1740元(約51万円)だった。10月に入院後、大学は政府からの援助金5650元(約9万円)と大学の奨学金7500元(約12万円)を与えたが、治療費は20万元(約320万円)を超え、生活保護費と援助金だけでは治療費を到底払えない状況だった。