【1月19日 AFP】ヒマラヤ山脈(Himalayas)に位置するネパールのアンナプルナ(Annapurna)地方で17日、雪崩が発生した。約200人が救助されたが、韓国人4人とネパール人3人が行方不明となっている。当局が18日、明らかにした。

 韓国は必死の救助活動を支援するため、ネパールに緊急救助隊を派遣する予定。

 雪崩は17日、アンナプルナのベースキャンプに近い標高約3230メートル地点で、大雪の後に発生した。

 不明者のうち6人は同じ登山隊のメンバーで、もう1人は別の登山隊で荷物運搬人を務めていたネパール人。

 天候が回復してヘリコプターが飛行可能になってから、雪崩に見舞われた場所と他の登山ルートから約200人が救助された。

 大韓山岳連盟(Korean Alpine FederationKAF)のネパール人登山ガイド、アン・ドルジェ・シェルパ(Ang Dorjee Sherpa)さんによると、現地ではこの2日間雪が降っており、登山は危険な状態だった。

 ドルジェさんは、「天候が悪化し雪がひどくなったので、(登山の継続は)危険で困難と感じ、彼らは引き返すことに決めた。その帰り道に雪崩に巻き込まれた」と説明した。

 アンナプルナは雪崩が発生しやすく登るのが難しい山で、世界最高峰エベレスト(Everest)よりも死亡率が高い。

 映像前半はポカラ(Pokhara)の空港に駐機する救助ヘリや、同地の人気観光地域。19日撮影。後半はアンナプルナのベースキャンプから下りてくる登山ガイドや荷物を運ぶポーターら。18日撮影。(c)AFP