【1月17日 AFP】米大リーグ(MLB)のサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)は16日、MLB史上初の女性指導者として、元ソフトボール選手のアリッサ・ナッケン(Alyssa Nakken)氏をコーチ陣に加えた。

 カリフォルニア州立大学サクラメント校(California State University, Sacramento)校でプレーしていた経歴を持つ29歳のナッケン氏は、2014年からジャイアンツの球団運営部でインターンとして働き、現在は球団関係者の健康管理に関する責任者を務めている。

 ジャイアンツのゲーブ・キャプラー(Gabe Kapler)監督は、地元紙サクラメント・ビー(Sacramento Bee)に対し、ナッケン氏がトスバッティングや走塁を担当することになると明かした。

 また、傘下のセーラムカイザー・ボルケイノーズ(Salem-Keizer Volcanoes)で昨年まで監督を務めていた34歳のマーク・ホールバーグ(Mark Hallberg)氏もコーチフタッフに加わるという。

 キャプラー監督は、「アリッサとマークは、ジャイアンツのメンバーとして高い評価を受けている。彼らがその才能を駆使し、このチームに常勝文化をつくり出す手助けをしてくれることを喜んでいる」「どのような組織においても、環境はパフォーマンスに影響を与えるものであり、野球チームもそれに何ら変わりはない」と述べた。

 ナッケン氏は大学のソフトボール部で合計184試合に出場し、通算19本塁打を記録した。(c)AFP