【1月16日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は15日、ポルトガル1部のベンフィカ(Benfica)から同国代表MFゲドソン・フェルナンデス(Gedson Fernandes)を獲得。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の体制になって獲得した選手第1号となった。

 21歳のフェルナンデスの契約期間は18か月の期限付きで、5600万ポンド(約80億円)の買い取りオプションがついていると報じられている。

 トッテナムは膝の手術を受けたムサ・シッソコ(Moussa Sissoko)が3か月戦列を離脱しており、フェルナンデスには中盤でその穴埋めが期待されている。

 フル代表として2試合に出場しているフェルナンデスは、クラブ公式チャンネルのスパーズTV(Spurs TV)で、同胞のモウリーニョ監督の指導を楽しみにしていると語った。

「最高の監督の一人なので、若手選手は全員ジョゼ・モウリーニョと仕事をしたいと考えている。僕らは選手として最高の存在の近くにいたいと願っているので、彼との仕事はファンタスティックだ」「スタジアムは素晴らしくて言葉が見つからない。こんな場所は行ったことも、見たこともない。信じられないよ」

 敏腕代理人でモウリーニョ監督との関係が深いホルヘ・メンデス(Jorge Mendes)氏からオファーを提示されたトッテナムは、フェルナンデス獲得を熱望していたウェストハム(West Ham)との争奪戦を制した。

 ベンフィカは、同国のSCフリエラス(SC Frielas)に250ユーロ(約3万円)とサッカーボール25個と引き換えに当時10歳だったフェルナンデスを獲得しており、その価値は跳ね上がった。

 モウリーニョ監督はさらに多くの新戦力獲得を待ち望んでいる。現在トッテナムは4位チェルシー(Chelsea)と9ポイント差の8位に低迷しており、ハリー・ケイン(Harry Kane)がハムストリングのけがで今季中に復帰できない可能性があるため、FWの補強は急務となっている。

 トッテナムはイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するクシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piatek)に関心を示しているとされているが、他にもクリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)やエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)、そして昨季途中まで所属したフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)にも触手を伸ばしているという。(c)AFP