【1月17日 CNS】2019年度「中国国家科学技術表彰大会」が10日、北京市の人民大会堂(Great Hall of the People)で開催された。

「国家科学技術表彰」は、国務院が設けた五つの賞で構成された総合的な科学技術表彰で、国際科学技術合作賞はそのうちの一つだ。

 19年度の合作賞は、英国の化学者マーティン・ポリアコフ氏(Martyn Poliakoff)、フィンランドの大気科学者マルック・タピオ・クルマラ氏(Markku Tapio Kulmala)ほか、合計10人の外国人専門家が受賞した。

 同表彰の事務局の責任者によると、19年は国際科学協力の地域と分野が広がり、候補者数、受賞者数、国別分布も過去最高で、受賞者は8か国、10人に上った。

 ロシア、パキスタンなど「一帯一路(Belt and Road)」の沿線諸国や米国、英国、イタリアなど欧米の先進諸国が含まれ、合作分野も物理、化学、生物学などの基礎研究分野から大気汚染対策、疾病予防、新薬研究開発など国民生活に恩恵をもたらすホットな分野までが含まれている。(c)CNS/JCM/AFPBB News