【1月14日 AFP】米フロリダ州の海に釣りに行くと、何が釣れるかは全く予想がつかない。ワニかもしれなし、ヘビかもしれない。ある男性が捕まえたのは、これまで同州で確認された中で最高齢の「ミゾレハタ」だ。

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 ミゾレハタを釣ったのは、フロリダ州シエスタキー(Siesta Key)南西部に住む釣り愛好家のジェイソン・ボイル(Jason Boyll)さん。昨年の12月29日、同州西海岸沖の水深約180メートルの水域で釣ったという。

 推定年齢50歳、重さ約160キロの巨大な魚で、フロリダ魚類・野生生物保存委員会(Florida Fish and Wildlife Conservation CommissionFWC)はフェイスブック(Facebook)で、「われわれが高齢化の研究のために収集した中で、最も古いサンプルだ」と明らかにした。

 FWCの生物学者らは、耳石を調べてミゾレハタの年齢を割り出した。耳石は硬骨魚の頭にある、カルシウムから成る硬い組織。

 FWCが公開した写真では、ミゾレハタがボイルさんの背を上回る大きさであることが一目瞭然。ミゾレハタは、大きいもので260キロほどに成長する。(c)AFP