【1月10日 Xinhua News】中国自動車大手の中国第一汽車集団(FAW、中国一汽)は8日、自主ブランド「紅旗(Hongqi)」の新型高級セダン「H9」を発表した。従来の市販モデル6車種に「H9」が加わることで、自主ブランドのラインアップがさらに充実する。

「H9」は伝統のフロントデザインを継承しつつ、最新の技術を集約。「3.0T V6エンジン」を搭載し、自動運転レベル2.5の全機能をカバーしており、自動駐車やハイレベル巡航など19のスマート機能がそろっている。

 紅旗は昨年の販売台数が10万台を突破。セダンとスポーツタイプ多目的車(SUV)の各2車種に加え、電気自動車(EV)モデル、世界市場向け高級カスタムモデル「L5」の計6車種を販売している。

 1958年のブランド創立以来、紅旗のセダンは中国の重要な式典で観閲用の車両として使われており、中国車を代表する高級ブランドの一つとなっている。現在はブランド復興を加速させる市場化改革を進めており、新戦略の発表や製品の多様化による市場開拓に取り組んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News