【1月9日 AFP】韓国のスマートフォン・半導体大手、サムスン電子(Samsung Electronics)の研究開発部門は7日、米ラスベガス(Las Vegas)で開催されているコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の開幕式で、人工知能(AI)を搭載したデジタルアバターを発表した。「人工人間」と紹介されているこのアバターは、本物の人間のように「会話や共感」することができるという。

 今回公開されたのは、サムスンの独立研究開発部門「スター・ラブス(Star Labs)」が開発した「NEON」。

 カリフォルニア州に拠点を置くスター・ラブスによると、この技術を活用してデジタルアバターをカスタマイズし、モニターに映したりビデオゲームに登場させたりすることができる。「テレビのアナウンサーや広報担当者、映画俳優」として、また単に「話し相手や友人」として設定することもできるという。

 スター・ラブスのプラナフ・ミストリー(Pranav Mistry)代表は「NEONはわれわれの友人、協力者、そして話し相手になり、常に学習し、進化し、交流を通じて記憶を構築する」と説明している。

 映像はデジタルアバター「NEON」の実演、7日撮影。(c)AFP