【1月6日 AFP】19NFLは5日、プレーオフ1回戦が行われ、ミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)がオーバータイムの末に26-20でニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)を破り、カンファレンス準決勝に進出した。

 バイキングスは両チーム同点で迎えたオーバータイムの4分20秒、QBカーク・カズンズ(Kirk Cousins)がカイル・ルドルフ(Kyle Rudolph)への4ヤードのタッチダウンパスを通して勝利を収めた。カズンズからアダム・シーレン(Adam Thielen)への43ヤードのパスなどでセインツのゴールラインまで2ヤードに迫り、最後はサードダウンで決勝のタッチダウンに成功。9プレーで75ヤード前進して勝利を収めた。

 カズンズがプレーオフで勝利するのはこれが初めてとなった。ダルビン・クック(Dalvin Cook)がタッチダウン2回を含むラン28回成功で94ヤードを獲得したバイキングスは、11日の準決勝で、NFC第1シードのサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)と敵地で対戦する。

 一方、あと10日で41歳の誕生日を迎えるセインツのQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)は、パス33本中26本成功で208ヤードを獲得し、1タッチダウンパスを通したが、ターンオーバーが響いてバイキングスに足元をすくわれた。

 もう1試合では、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)が17-9でフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)に勝利し、12日に行われる第2シードのグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)とのカンファレンス準決勝に駒を進めた。

 イーグルスは、QBカーソン・ウェンツ(Carson Wentz)が相手のジャデベオン・クロウニー(Jadeveon Clowney)と頭同士でぶつかり、第1クオーター途中に退いたのが大きな誤算だった。その後チームは、引退してテレビ解説者を務めていたところから、開幕前に40歳で復帰したNFL歴17年のジョシュ・マッカウン(Josh McCown)がプレーオフデビューを果たした。(c)AFP