【12月29日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)などでプレーし、2011年から2017年まで7年連続でプレーオフに進出して「粘り」を見せたチームで主力を担ったザック・ランドルフ(Zach Randolph)が、17年のプロキャリアに幕を下ろすことを発表した。

「Z-Bo」のあだ名で呼ばれる38歳は、ツイッター(Twitter)で「バスケットに全てをささげ、それ以上を返してもらった」と話し、引退を発表した。

 ランドルフは、ドラフト全体19巡目でポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)に指名されて2001年にNBA入りし、レギュラーシーズン通算1万8578得点、1万208リバウンドを記録。2003-04シーズンにはリーグ最成長選手に選出され、オールスター(NBA All-Star Game)にも2回出場した。

 ブレイザーズの後はニューヨーク・ニックス(New York Knicks)とロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)を経てグリズリーズに加入し、その後はサクラメント・キングス(Sacramento Kings)でプレーした。

 コメントの中では、プロとしての「信じられない道のり」で過ごしてきた各チームへの感謝を述べ、「中でもメンフィス・グリズリーズ、そして自分の永遠のホームと呼べるメンフィスの街全体にはとりわけ感謝したい」と話した。

 グリズリーズ時代のランドルフは、マルク・ガソル(Marc Gasol)やマイク・コンリー(Mike Conley)、トニー・アレン(Tony Allen)らとともに、リーグ有数のしぶとさで知られるチームを作りあげると、2011年のプレーオフでは1回戦でサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)を破る番狂わせを起こし、2013年には西カンファレンスの決勝に勝ち進んだ。グリズリーズは2017年、ランドルフの背番号50を永久欠番にしている。(c)AFP