【12月28日 AFP】(更新)ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は27日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対し、同国初の極超音速兵器「アバンガルド(Avangard)」を実戦配備したことを報告した。

 ショイグ氏はテレビ中継された会議で、「極超音速滑空体アバンガルドを搭載した最新の戦略ミサイル」を備えた初のミサイル連隊が、「モスクワ時間12月27日午前10時(日本時間同日午後4時)に任務に就いた」と述べた。

 ある国防当局者はAFPに対し、同氏はミサイルが実践配備された時点でプーチン大統領に報告をしたと述べた。

 また、複数の国防当局者がこれに先立ち、ウラル(Urals)地方のオレンブルク(Orenburg)に最初のアバンガルドが配備されたと述べていた。

 ロシア政府は、米国と締結している新戦略兵器削減条約、通称「新START(New START)」に従い、11月下旬に米軍の査察担当者らにアバンガルドを見せたと説明している。(c)AFP