【12月23日 AFP】ペルー首都リマのファストフード大手マクドナルド(McDonald's)店舗で従業員2人が死亡し、フランチャイズ運営会社の最高責任者は21日、ドリンクサーバーからの漏電が死亡原因だったと地元メディアに明らかにした。2人の死後、国内の全29店舗は臨時休業となり、警察と検察当局が捜査を進めている。

 従業員のカルロス・カンポス(Carlos Campos)さん(19)とアレクサンドラ・ポラサ(Alexandra Porrasa)さん(18)は15日夜遅く、リマのプエブロリブレ(Pueblo Libre)区にある店舗で清掃作業をしていたところ死亡した。

 警察は16日、2人が感電死したと発表していた。

 中南米でマクドナルドのフランチャイズを運営するアルコス・ドラドス(Arcos Dorados)のホセ・カルロス・アンドラーデ(Jose Carlos Andrade)最高責任者は、地元テレビ局に対し、「(2人が亡くなる)前日に、すでに機器の異常が確認されていた」と明かした。

 2人の死を受けてマルティン・ビスカラ(Martin Vizcarra)大統領は、労働環境の安全強化を発表。21日までに劣悪な労働環境に抗議するデモが2度実施された。(c)AFP