【12月17日 AFP】米フェイスブック(Facebook)傘下の写真共有SNS「インスタグラム(Instagram)」は16日、虚偽情報の拡散を防ぐため、ファクトチェック(事実検証)に基づく警告ラベルの表示を開始した。ファクトチェックを行う各国のパートナーと提携し、世界中の全てのインスタグラムで虚偽と判断された投稿写真や動画に適用される。

 インスタグラムは今年、米国の第三者ファクトチェッカーと協力し、虚偽投稿を特定して検討し、警告ラベルを付けるプログラムを試験的に導入していた。

 ある投稿が虚偽情報だと判断されると、ソフトウエアがインスタグラム上でその投稿を探し出し、内容に応じた警告ラベルを付ける。虚偽情報と見なされたコンテンツはインスタグラムの検索機能やレコメンドツールで表示されなくなり、ユーザーが見る場合には警告ラベルが表示される。ユーザーは警告を見た上で何を読み、信用し、シェアするかを決めることになる。

 インスタグラムは、虚偽と判定された画像と同じものを画像照合機能を使って見つけだし、警告ラベルを付けることによって虚偽情報の拡散を防げるとしている。

 フェイスブックあるいはインスタグラムのどちらか一方で虚偽、もしくは一部が虚偽と判断されたコンテンツは、フェイスブックとインスタグラムの両方で自動的に警告ラベルが付けられるという。(c)AFP