【12月16日 AFP】2019-20スキージャンプW杯は15日、ドイツのクリンゲンタール(Klingenthal)で男子個人第5戦が行われ、昨季総合王者の小林陵侑(Ryoyu Kobayashi)が今季初勝利を挙げ、伝統のジャンプ週間(Vierschanzentournee)連覇へ弾みをつけた。

 昨シーズン、史上3人目にして日本選手初となるジャンプ週間全勝優勝を飾った小林は、今大会ではステファン・クラフト(Stefan Kraft、オーストリア)とマリウス・リンビク(Marius Lindvik、ノルウェー)を抑えて優勝を果たした。

 小林は「すごく良いジャンプを2本そろえることができたし、もちろん、きょうの優勝はうれしい。ただ、結果は考えずに良いジャンプを見せることだけに集中している」「もちろん、また今年もジャンプ週間を勝てればうれしいが、言ったとおり、結果ではなく内容に集中している」とコメントした。

 昨季だけでW杯13勝を挙げている小林は、これで通算14勝目。今季の総合ランキングでも、276ポイントのクラフトを上回る290ポイントでトップに立った。(c)AFP