【12月14日 AFP】ロシア唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ(Admiral Kuznetsov)」で発生した火災で、同国海軍は13日、緊急隊員と海軍隊員らによって火災が鎮火され、死者は2人となったと発表した。

 ロシア海軍の旗艦である同空母での火災は12日、北西部ムルマンスク(Murmansk)の造船所での修理作業中に発生。ロシアの北方艦隊(Northern Fleet)が報道各社に伝えたところによると、同日夜に作業員1人、翌13日に将校1人が遺体で発見された。

 将校の遺体は、出火原因とみられる溶接作業が行われていた場所で見つかった。海軍は、捜索および消火活動は完了したとしている。

 ロシア当局は空母の被害状況を明らかにしていない。同空母では近年、事故が繰り返し発生しており、修理は不可能との見方も浮上していた。(c)AFP