【12月16日 Xinhua News】中国最大のインターネット通販サイト「淘宝(タオバオ、Taobao)」は12月12日のネット通販セール「双12」を前に、「双12におけるペット関連消費の新傾向」を発表した。それによると、90後(1990年代生まれ)世代はペットを「わが子」のように育てており、猫用の漢服やミニ布団、乾燥機、電気毛布などの売り上げが大幅に増加、ペット用品はまさに洗練化の傾向にあることが明らかとなった。

「90後」世代は、自身が漢服を着るだけでなく、飼い猫にも着せ始めた。データによると、このところ、淘宝で猫用の漢服の売り上げが前年比で10倍増加したという。

 また、寒さが厳しくなると「90後」世代は自分用にさまざまな保温グッズを買うだけでなく、ペットのために「暖かい部屋」を用意することも忘れない。今年の「双12」はペット用電気毛布の淘宝での売れ行きが特に好調で、前年比の2倍に増加した。

 米市場調査会社フロスト&サリバンが発表した「2018年中国ペット業界報告書」によると、中国のペット飼育世帯は2013年の6934万戸から昨年は9978万戸にまで増加し、43.9%増となった。また、中国ペット産業の市場規模は昨年、1722億元(1元=約16円)に達し、494億元だった13年の3倍以上に成長したという。飼育者のほぼ半数が「90後」世代となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News